○○電機 様 (電機部品製造)

■英文タイプと同様に
 同社は電源トランスを製造し、国内外に販売しているが、国内向け納品書、請求書においては、以前から、事務コンを活用していた。
 しかし、更なる効率化を求め、今までタイプライタで作成していた、インボイスやパッキングリスト及びシッピングインストラクションを事務コンにてシステム構築し省力化に成功している。
■共有データを最大限に活用
 同社は、国内外の取引先が指定する様々な形態の伝票発行に対応できる事務コンを導入した。
1989年(平成元年)に、「事務コン帳作OA-9」を導入し、売上請求業務において、手書伝票、売上帳、送り状の作成を機械化した。
 以降、機器の買い替えとともに、機械化の範囲を増やし、2世代目では仕入買掛業務、3世代目では給与計算、そして事務コンLANへと繋がり、財務管理、固定資産管理を導入した。
その中で、輸出書類だけは未だに英文タイプライターで作成しており、書類作成にも熟練を要し、時間も掛かっていた。
 しかし、視点を変えると、定型文の部分も多いことに気が付き、システム化に踏み切った。
今までは、全文タイプライターで作成する為、タイプミス、スペル間違いなどが発生し、その度に当然だが、最初から再作成していたので、時間も用紙も労力もムダにしていたことになるが、機械化してみると、作成途中で間違えた場合でも、間違い箇所だけ修正が可能で、インボイス(納品書) → パッキングリスト(商品明細書) → シッピングインストラクション(船積明細書)へとデータ連携しているので、書式が変わっても追記箇所のみ入力すれば良いため、間違いも減り、作成時間も掛からない。
 このように、LAN環境を構築し、共有データを最大限に活用しながら稼働している。
□機器構成
SJ-6500 × 1
SJ-3300 × 1
事務コンStepLAN XP(東芝EQUIUM) × 1
Oki Data MICROLINE 8480SU-R × 1
○企業情報
設立:昭和40年5月
資本金:1000万円
従業員数:12名
売上高:3億1000万円(平成16年度)
事業内容:電源トランス製造


2015年10月02日